音と絵を楽しむ音楽のような本「もけら もけら」の感想とあらすじ

山下洋輔・ぶん 元永定正・え「もけら もけら」という絵本は、ちょっと不思議な絵本です。


↑タップで試し読みできます。

何か意味のある物語がある訳ではなく、はじめから終わりまで、

「どば どば どば」

「しゃばた しゃばた しゃばだ たぱさ」

といった様々な擬音でできています。

さし絵も、その音を絵で表したかのような抽象的で、ちょっとユーモラスな色と形で構成されています。

対象年齢は2才から。

この本は男の子でも女の子でも関係なく、また小さい赤ちゃんから幼稚園生くらいまで楽しめる絵本になっています。

私はこの本を絵本専門店で1260円で購入しました。

この絵本の作家の山下洋輔さんは有名なジャズのピアニスト

文を書いた山下洋輔さんは有名なジャズのピアニストです。

ジャズピアニストらしく、その文はジャズのようないろいろな感覚的な音を楽しむまさに音の絵本になっているのです。

子どもたちはこういう無意味で楽しい言葉を聞く事が本当に楽しいようです。

赤ちゃんや3~4才の子どもたちへ読み聞かせした時、自分たちも一緒に繰り返して言ってみたり、手を叩いてみたり大はしゃぎ。

読み方も大きな声で読んだり、小さな声で読んだり、抑揚をつけたり、ちょっと間を空けてみたりと、音楽を演奏するような感じで読むと、子どもたちもどんどんノってきて楽しくなっていくようでした。

絵を書いている元永定正さんは、前衛画家として有名

この絵本の絵を書いている元永定正さんは、前衛画家として抽象的な画風が有名。

「もこもこもこ」という絵本も同じく音と絵を組み合わせた面白い絵本で息子もとても気に入っていたとても楽しい一冊です。

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